ガス停止
都市ガスが止まると何日?震災3回の復旧日数とボンベの本数
更新 2026年10月14日
都市ガスが復旧するまでの日数
熊本地震(2016)
15日
西部ガス熊本支社 約10万戸
東日本大震災(2011)
54日
約46万戸が停止
阪神・淡路大震災(1995)
85日
約84万5千戸が停止
いずれも倒壊家屋など、建物の被害で再開できない家を除いた日数。日数は発災日を1日目として当サイトが数えたもの
都市ガスの復旧は、電気よりずっと遅れます。熊本地震では約10万884戸が止まり、低圧の復旧が終わったのは発災後15日目の2016年4月30日でした。東日本大震災では約46万戸が止まり、5月4日に復旧しています。3月11日から数えると54日目です。 この日数をカセットボンベで過ごすと、4人家族が1日50分使う計算で、15日なら13本、54日なら45本、85日なら71本になります。ここまで置ける家は少ないので、本数の決め方を表にしました。
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過去3回の大規模なガス停止と復旧までの日数
| 災害 | 供給停止の戸数 | 復旧完了 | 発災から |
|---|---|---|---|
| 1995年 阪神・淡路大震災 | 約84万5千戸 | 倒壊家屋等を除き復旧完了 | 85日後 |
| 2011年 東日本大震災 | 約46万戸(3月11日時点) | 5月4日(家屋倒壊等を除き、約6万戸が残る) | 54日目 |
| 2016年 熊本地震(西部ガス熊本支社) | 約10万884戸 | 4月30日に低圧の復旧が完了 | 15日目 |
阪神・淡路と東日本は内閣府の資料、熊本は日本ガス協会・西部ガスの資料から。東日本大震災の54日は、3月11日を1日目として5月4日までを当サイトが数えたものです。プロパンガス(LPガス)の地域は別の復旧経過になるため、この記事は都市ガスの地域向けです。
人数別・日数別のカセットボンベの本数
| 人数 | 1日の使用時間 | 15日分 | 54日分 | 85日分 |
|---|---|---|---|---|
| 1人 | 約30分 | 8本 | 27本 | 43本 |
| 2人 | 約35分 | 9本 | 32本 | 50本 |
| 3人 | 約45分 | 12本 | 41本 | 64本 |
| 4人 | 約50分 | 13本 | 45本 | 71本 |
| 5人 | 約60分 | 15本 | 54本 | 85本 |
当サイトの計算(概算)です。ボンベ1本=強火で約60分、1日の使用時間は「湯沸かし20分+1人あたり8分」を5分単位でならしたもので、カセットボンベの記事と同じ前提です。小数は切り上げています。冬は火力が落ちるため、さらに増えます。
4人家族の54日分は45本で、250g入りの缶が45本あることになります。収納も使用期限(製造から約7年)の管理も、家庭では続きません。 現実的な線は、熊本地震の15日を目安に4人で13本前後までをボンベで持つことです。それより長引く場合は、復旧の見通しをガス会社の発表で確認しながら、買い足しや外での食事を組み合わせます。
自分の家の人数と日数で計算する
4人・15日分に必要な量
飲料水
180 L
- 2Lペットボトル
- 90 本
- 6本入りケース
- 15 ケース
- 不足
- —
携帯トイレ
300 回分
- 50回パック
- 6 パック
- 100回パック
- 3 パック
- 不足
- —
食料
180 食
- 主食(ご飯・麺・パン)
- 180 食
- 主菜(肉・魚・豆)
- 119 食
- 副菜・汁物
- 90 食
そのほか
カセットボンベ 13 本
- 生活用水(目安)
- 600 L
- 20Lタンク換算
- 30 個
- 収納の目安
- 段ボール約 36 箱
計算の根拠
- 飲料水:1人1日3L。内閣府「防災情報のページ」。乳児は調乳用に1日1Lを加算しています。
- 日数:政府は最低3日分、南海トラフ級の想定では1週間以上を推奨。初期値は7日にしています。
- 食料:1日3食×人数。農林水産省「家庭備蓄ガイド」の「できれば1週間分」に合わせています。
- 携帯トイレ:5回×人数×日数。神奈川県の案内に基づきます。
- 生活用水・カセットボンベ・収納箱数は資料の幅が大きいため、当サイトによる概算です。数値は目安として扱ってください。
ボンベの本数を決めるとき、見る数字は4つ
- 日数。熊本地震の15日を基準にして、気になる家は1か月分に伸ばします。
- 1日の使用時間。湯沸かし中心なら短く、煮炊きが多いなら長くなります。上の表は4人で50分です。
- 季節。10度を下回ると火力が落ちるので、冬は本数を1.5倍に見ます。
- 使用期限。製造から約7年です。缶の底の刻印を見て、古い缶から普段の鍋料理で使います。
ガスの復旧が電気より遅れる理由
資料から確認できるのは、復旧日数の差です。熊本地震では低圧の復旧が15日目、東日本大震災では54日目、阪神・淡路大震災では85日後でした。被害を受けた戸数も、約10万戸、約46万戸、約84万5千戸と大きく違います。 停止した戸数が多く、津波や家屋の倒壊で再開できない家が出るほど、復旧は長引く傾向が読み取れます。自分の地域で何日になるかは、事前には分かりません。
ガスが止まった期間の、ボンベ以外の手立て
ボンベの本数を減らすには、火を使う時間そのものを短くします。アルファ米やロングライフパンのように、加熱が少ない非常食を混ぜると、1日の使用時間が減ります。 電気が戻っていれば、電気ケトルやIH調理器が使えます。停電が続く間は、ポータブル電源の容量を機器のW数から計算してください。
本数が決まったら
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使用期限は製造から約7年。コンロと同じメーカーを選びます
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カセットコンロ
屋外や窓際で使うなら風防付き
検索語「カセットコンロ 防災 風防」
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よくある質問
- 都市ガスが止まると何日使えませんか
- 熊本地震では西部ガス熊本支社の約10万戸が止まり、低圧の復旧は発災後15日目の4月30日に完了しました。東日本大震災では約46万戸が止まり、5月4日(54日目)に復旧しています。阪神・淡路大震災は約84万5千戸が止まり、85日後に倒壊家屋等を除いて復旧が完了しました。
- カセットボンベは何本あれば都市ガスの復旧まで足りますか
- 当サイトの計算では、4人家族が1日50分使う想定で、熊本地震と同じ15日なら13本、東日本大震災と同じ54日なら45本です。45本を超える量を家に置くのは現実的ではないため、1〜2週間分をボンベで持ち、それ以降は復旧の見通しを見て考えます。
- ガスが止まっても電気が使えれば調理できますか
- 電気が使えるなら、IH調理器や電気ケトルで補えます。ただし停電とガス停止が重なる地震では電気も止まります。ポータブル電源で調理する場合の消費電力は、電気ケトル1,200Wのように機器のW数から計算します。
関連する記事
出典
- 内閣府 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会 第1回「ライフライン・インフラの復旧状況」
- 日本ガス協会「平成28年熊本地震における都市ガス事業者の初動・復旧対応状況」(2016年5月31日)
- 総務省 平成29年版 情報通信白書「ライフライン等の被害状況」
- 早見表と日数の数え方は当サイトの計算です。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年10月14日