太陽光・停電
太陽光の自立運転は何Wまで?1,500Wで動く家電の早見表
更新 2026年9月16日
太陽光の自立運転モード
出力の上限
1,500W
100V・専用コンセント1か所
使える時間帯
日照のある昼間のみ
台風15号での活用実績
約8割
資源エネルギー庁調査
出力上限と活用実績は資源エネルギー庁の資料・調査によるもの。家電の組み合わせ別の合計Wは当サイトの計算です
太陽光発電の自立運転モードは、電力会社からの送電が止まっても1,500Wまで電気を使い続けられる仕組みです。 ただし電気を取り出せるのは分電盤とは別の自立運転用コンセント1か所だけで、日照のある昼間に限られます。動かせる家電の組み合わせを合計Wで見ておくと、当日に慌てずに済みます。
家電の組み合わせ別、合計Wの早見表
| 組み合わせ | 合計W | 1,500Wの枠 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(120W)+スマホ2台(30W)+照明1台(10W) | 160W | 残り1,340W |
| 上記+テレビ32型(60W) | 220W | 残り1,280W |
| 上記+ノートPC(60W)+扇風機(40W) | 320W | 残り1,180W |
| 上記+電気毛布(60W) | 380W | 残り1,120W |
| 上記に電気ケトル(1,200W)を足すと | 1,580W | 超過。ケトルは他を止めて単独で使う |
当サイトの計算です。W数はPowerCalcと共通の消費電力の目安(機器の銘板表示が優先)。ここでは瞬間の合計Wで比べているため、冷蔵庫の断続運転による実効値の計算とは数字が異なります。洗濯機・掃除機などモーター系の家電は起動時に瞬間的に1,500Wを超えることがあるため、単独で使ってください。
使う家電を入れて合計Wを確かめる
使う家電の台数と、1日に使う時間を入れてください。
必要な容量(変換ロス2割込み)
744 Wh
市販の区分なら 1000Wh クラス 以上が目安です。
1日あたり 620 Wh / 同時に使う最大の機器が 120W(定格出力がこれを下回る製品は動きません)
| 機器 | 台数×時間 | 1日の消費 |
|---|---|---|
| スマホ充電 | 2台 × 2h | 60 Wh |
| LEDランタン・照明 | 1台 × 6h | 60 Wh |
| 冷蔵庫(400L級) | 1台 × 8h | 320 Wh |
| テレビ(32型) | 1台 × 3h | 180 Wh |
計算の根拠
- 消費電力(W)は一般的な製品の目安です。実際の値は機器の銘板表示を確認してください。
- 冷蔵庫はコンプレッサーが断続運転するため、定格の3分の1を実効値として計算しています。
- ポータブル電源は表示容量の全部を取り出せません。変換ロスとして2割を上乗せしています。
- 電気ケトルやドライヤーは起動時に大きな電力が要ります。容量が足りていても、定格出力が足りないと動きません。
- 医療機器は機種による差が大きく、この数値では判断できません。必ず取扱説明書と主治医の指示に従ってください。
このツールは容量(Wh)を出す設計ですが、下の表に出る「同時に使う最大の機器の定格出力」と「1日あたりのWh」を見れば、同時に使う家電を1,500Wの枠に収まるよう組み替える目安になります。
停電当日、確認しておく数字は3つ
- 自立運転用コンセントの場所。分電盤の近くか、パワーコンディショナ本体に付いています。取扱説明書で先に場所を確かめておきます。
- 切り替えの手順。①コンセントの位置を確認②取説で切替方法を確認③主電源ブレーカーをOFF④太陽光用ブレーカーをOFF⑤自立運転モードに切替、という順番です(資源エネルギー庁)。停電が起きてから説明書を探すと時間がかかります。
- 同時に使う家電の合計W。上の早見表で1,500Wを超えない組み合わせを確認しておきます。
200Vの家電とモーター系の家電は注意
自立運転は法令で100V・1,500Wまでと決まっています。エアコンやIHクッキングヒーターの一部機種は200V電源が必要で、自立運転用コンセントには挿しても動きません。 洗濯機や掃除機のようにモーターで動く家電は、電源を入れた瞬間に定格より大きな電流が流れます。合計が1,500W未満でも、起動の瞬間だけ超えて自立運転が止まることがあるため、他の家電を止めてから単独で使うほうが安全です。
昼間だけ、天候で出力が変わる
自立運転は太陽光パネルが発電した電気をそのまま使う仕組みで、蓄電はしません。日照のある昼間しか電気は出ず、夜間は使えません。 曇りや雨の日は発電量が下がり出力が不安定になるため、天候が変わるときは出力を確認し、必要なら家電の接続を減らします。1,500Wという表示は上限であって、常にその出力が出ているわけではありません。
台風15号で自立運転を使えた家庭は約8割、使えなかった理由
2019年の台風15号による千葉県の大規模停電のあと、資源エネルギー庁が住宅用太陽光発電の設置世帯に行った調査では、自立運転機能を活用できた家庭が約8割でした。 使えなかった残りの家庭からは、自立運転機能があることは知っていたが切り替え方が分からなかった、という声が多く挙がっています。数字の上では8割が使えても、切り替え手順を停電前に確認していたかどうかで結果が分かれています。
自立運転コンセントを使うなら
PR自立運転コンセント用の延長コード
自立運転用コンセントは家の中に1か所だけなので、離れた部屋まで電気を引く延長コードが要ります
検索語「延長コード 15A 3m アース付き」
太陽光がない家の代わりの電源
太陽光を設置していない家は、電源を自前で持つ選択になります
検索語「ポータブル電源 1000Wh」
検索結果のページへ移動します。価格と在庫は各ショップで確認してください。
太陽光をまだ設置していないなら
PR自立運転は既設の太陽光にある機能です。停電時に使える機種かどうかは見積りの際に確認してください。
よくある質問
- 太陽光の自立運転で停電中に使える電気は何Wですか
- 法令上100V・1,500Wが上限です。分電盤とは別にある自立運転用コンセント1か所からのみ電気を取り出せます(資源エネルギー庁)。冷蔵庫120W・テレビ60W・照明10W・スマホ2台30W・ノートPC60W・扇風機40Wを同時に使っても合計320Wで、1,500Wの枠には1,180W残ります(当サイトの計算)。
- 自立運転は夜でも使えますか
- 使えません。太陽光パネルが発電した電気をそのまま使う仕組みのため、日照のある昼間だけです。曇りや雨の日は出力が下がって不安定になるため、その都度出力を確認する必要があります。
- 台風で停電したとき、実際どれくらいの家庭が自立運転を使えましたか
- 2019年の台風15号(千葉県)の停電で、資源エネルギー庁の調査では自立運転機能を活用できた家庭は約8割でした。使えなかった人の多くは、機能があることは知っていたが切り替え方が分からなかったと回答しています。
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出典
- 自立運転モードの出力上限(100V・1,500W)、使用できる時間帯、切り替え手順、台風15号での活用実績(約8割)は、資源エネルギー庁「停電時の住宅用太陽光発電パネルの自立運転機能について」の内容を紹介したWeb検索結果(2026年9月16日確認)によるものです。WebFetchが使えず元資料(enecho.meti.go.jp)へ直接アクセスできなかったため、検索結果で複数確認できた範囲のみ掲載しています。
- 200V家電・モーター系家電の扱いは、太陽光発電事業者の解説記事のWeb検索結果(2026年9月16日確認)で複数一致した内容です。
- 家電の消費電力(W)の目安は当サイトの既存記事と共通です。詳しくは根拠ページ
- 組み合わせ別の合計Wと早見表は当サイトの計算です。
最終更新:2026年9月16日