地震・揺れ
緊急地震速報は強い揺れの何秒前に届く?震源からの距離別の早見表
更新 2026年10月10日
震源から100kmの地点(当サイトの計算・概算)
P波の到達
約14.3秒
100km÷秒速7km
S波(強い揺れ)の到達
25秒
100km÷秒速4km
2つの差
約10.7秒
25秒−14.3秒
波の速さは気象庁の資料にある秒速約7km・約4kmを使った概算です。実際の速さは地下の深さや地盤で変わります
スマホが緊急地震速報を鳴らしてから強い揺れまでに何秒あるのかは、震源からの距離でほぼ決まります。 気象庁の資料では、カタカタと揺れるP波は秒速約7km、ユサユサと揺れるS波は秒速約4kmです。 震源から離れるほど2つの波の到着にズレが開き、その差は距離(km)×約0.107秒で求められます。震源から100kmなら約10.7秒、30kmなら約3.2秒です。
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震源からの距離別・強い揺れまでの秒数
| 震源からの距離 | P波が届く | S波が届く | 2つの差 |
|---|---|---|---|
| 10km | 1.4秒 | 2.5秒 | 1.1秒 |
| 20km | 2.9秒 | 5秒 | 2.1秒 |
| 40km | 5.7秒 | 10秒 | 4.3秒 |
| 60km | 8.6秒 | 15秒 | 6.4秒 |
| 80km | 11.4秒 | 20秒 | 8.6秒 |
| 100km | 14.3秒 | 25秒 | 10.7秒 |
| 150km | 21.4秒 | 37.5秒 | 16.1秒 |
当サイトの計算で、概算です。P波=距離÷7、S波=距離÷4(秒)として、震源までの直線距離で出しています。震源の深さは入れていません。
「2つの差」がそのまま使える秒数ではない理由
表の右端は、P波とS波の到達の差です。緊急地震速報はこの差を利用する仕組みで、震源に近い地震計がP波をとらえ、震源の位置や規模、想定される揺れの強さを自動で計算してから発表します。 つまり、地震計がP波をとらえて計算し、情報が手元に届くまでの時間がこの差から引かれます。その時間の長さは、今回確認できた資料に数字が見当たらなかったため、この記事では引き算をしていません。 表の右端は猶予の上限として読んでください。
気象庁や内閣府の資料は、強い揺れが始まる数秒から数十秒前の通知を目指すと説明しています。同時に、震源に近い地域では強い揺れに間に合わないことがあるとも明記しています。表のとおり、10kmでは差が1.1秒しかありません。
秒数別に、手の届く範囲でできること
数秒の猶予でできる動作は限られます。頭を守る、倒れてくる物から離れる、といった動作です。 歩いて遠くへ移動する余裕は、表の数字を見る限りありません。5秒あっても、歩けるのは数メートルです。 だからこそ、揺れる前に済ませておく準備が重要になります。
- 寝る場所のそばに倒れる物を置かない。揺れの前にしか決められないのは、ベッドの周りの家具の位置です。
- 頭を守る物を手の届く所に置く。防災ヘルメットや厚手のクッションを、枕元や玄関に1つずつ用意します。
- 背の高い家具を固定する。本棚やタンスの転倒防止グッズは、家具の高さに合うサイズを選びます。
緊急地震速報が鳴らないこともある
気象庁が一般向けに緊急地震速報を発表するのは、最大震度が5弱以上と推定されたときです。震度4以下の揺れでは鳴りません。 また、予測される震度には±1程度の誤差があるとされています。鳴ったのに揺れが小さい、鳴らなかったのに揺れた、ということは起こり得ます。 速報を待つのではなく、揺れを感じたらその場で身を守る動作に入る習慣が、秒数に左右されない備えになります。
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よくある質問
- 緊急地震速報は強い揺れの何秒前に届きますか
- 気象庁は、強い揺れ(S波)が始まる数秒から数十秒前の通知を目指すとしています。P波とS波の到達時間の差は震源からの距離に比例し、P波秒速約7km・S波秒速約4kmで計算すると、震源から100kmの地点で約10.7秒です。
- 震源の真上や近くでは緊急地震速報は間に合いませんか
- 震源に近い地域では、強い揺れの到達までに間に合わないことがあります。速報は震源に近い地震計がP波をとらえて解析する仕組みのため、震源の近くではP波とS波の差そのものが1〜2秒しかありません。
- 緊急地震速報を受け取ったらまず何をしますか
- 数秒しかない前提で、頭を守り、倒れてくる物から離れる動作を最優先にします。家具の固定や、寝室の物の置き場所は、揺れの前にしか決められません。
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出典
- 気象庁 仙台管区気象台「地震と火山」資料(P波秒速約7km、S波秒速約4km)
- 内閣府(防災担当)緊急地震速報リーフレット(仕組み、強い揺れの数秒〜数十秒前、震源に近い地域では間に合わない場合があること)
- 早見表は当サイトの計算です。内容は検索で確認できた範囲で、公式ページの本文は取得できていません。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年10月10日