地震・高層階
長周期地震動の階級1〜4は何cm/s?高層階の揺れと家具の早見表
更新 2026年10月20日
気象庁の長周期地震動階級(速度の下限)
階級1
5cm/s〜
階級3
50cm/s〜
階級4
100cm/s〜
数値は気象庁の区分(絶対速度応答スペクトル、減衰定数5%)。階級4は階級1の下限の20倍は当サイトの計算
長周期地震動階級は、高層ビルの揺れを4段階で表す気象庁の指標です。階級1は5cm/s以上15cm/s未満、階級2は15cm/s以上50cm/s未満、階級3は50cm/s以上100cm/s未満、階級4は100cm/s以上です。 マンションの高層階に住んでいる人や、高層ビルで働く人が、階級ごとの揺れと家具の動きを数字で確認するための記事です。
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階級1〜4の速度と、人・室内の状況の早見表
| 階級 | 速度(Sva) | 人の体感・行動 | 室内の状況 |
|---|---|---|---|
| 1 | 5以上15cm/s未満 | ほとんどの人が揺れを感じ、驚く人もいる | ブラインドなどの吊り下げものが大きく揺れる |
| 2 | 15以上50cm/s未満 | 物につかまりたくなる。歩行に支障が出ることもある | キャスター付き什器がわずかに動き、棚の食器や書棚の本が落ちることがある |
| 3 | 50以上100cm/s未満 | 立っていることが困難になる | キャスター付き什器が大きく動き、固定していない家具が移動する。不安定なものは倒れることがある |
| 4 | 100cm/s以上 | 立っていられず、這わないと動けない | キャスター付き什器が転倒するものもあり、固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある |
気象庁の解説表の内容を要約した表です。同じ階級でも、建物の状態や揺れの周期・継続時間によって被害は変わり、表の現象がすべて起きるとは限りません。
階級が1つ上がると、速度はどれだけ増えるか
階級の区切りの数値から、速度の下限どうしの倍率を計算できます。階級1の下限5cm/sを1とすると、階級2の下限15cm/sは3倍、階級3の下限50cm/sは10倍、階級4の下限100cm/sは20倍です。 100cm/sは秒速1mにあたります。階級4は、階級3の下限のちょうど2倍の速度の揺れから始まります。
| 階級 | 速度の下限 | 階級1の下限(5cm/s)との倍率 |
|---|---|---|
| 1 | 5cm/s | 1倍 |
| 2 | 15cm/s | 3倍 |
| 3 | 50cm/s | 10倍 |
| 4 | 100cm/s(秒速1m) | 20倍 |
当サイトの計算(概算)です。速度の下限の比であり、揺れの大きさや被害が同じ倍率になるという意味ではありません。
この階級が当てはまる建物と、震度との使い分け
階級は、周期1.6秒から7.8秒の範囲で計算した速度の最大値で決まります。対象は概ね14〜15階建て以上の高層ビルです。 1階から数階の建物の揺れは、震度で確認します。同じ地震でも、震度は小さいまま階級が高く出ることがあるため、高層階では両方を見ます。 階級が出ていない(階級0)の表示は、階級1に達していないという意味です。
階級の情報は、地震の発生からおおむね10分程度で気象庁のホームページに載ります。 揺れが収まったあとに、自分のいる階の目安として確認する使い方になります。
高層階で先に確認する3点
- 固定していない家具の数。階級3から家具が移動し、階級4では大半が動きます。背の高い棚、冷蔵庫、テレビ台を数えます。
- キャスター付きの物。階級2からキャスター付き什器が動き出します。ストッパーが付いているか、使わないときに固定しているかを見ます。
- 寝る場所の周り。階級3は立っていることが困難になる揺れです。ベッドの周りに倒れる物と落ちる物がないかを確認します。
家具の転倒を防ぐ方法と、震度別の家具の動きは震度と家具の記事で計算しています。
固定する物が決まったら
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壁や天井の下地に固定できるものを選びます
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コピー機や棚のキャスターが動くのを止めます
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よくある質問
- 長周期地震動階級は、何cm/sから階級1ですか
- 気象庁の区分では、絶対速度応答スペクトル(減衰定数5%)の値が、階級1は5cm/s以上15cm/s未満、階級2は15cm/s以上50cm/s未満、階級3は50cm/s以上100cm/s未満、階級4は100cm/s以上です。
- 長周期地震動階級は、どの建物の揺れの目安ですか
- 周期1.6秒から7.8秒の範囲で計算した値から階級を決めます。対象は概ね14〜15階建て以上の高層ビルです。低い建物の揺れは、震度で見ます。
- 階級3や階級4では、固定していない家具はどうなりますか
- 気象庁の解説表では、階級3で固定していない家具が移動し、不安定なものは倒れることがあります。階級4では固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもあるとされています。
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出典
- 気象庁「長周期地震動階級について」(階級の区分、対象周期1.6〜7.8秒、対象の建物)。気象庁サイトは本文を取得できず、検索結果に表示された記載で確認しました
- 気象庁 長周期地震動に関する情報検討会の資料(階級別の人の体感・室内の状況の解説表)
- 早見表のうち速度の倍率は当サイトの計算です。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年10月20日