ポータブル電源の必要容量を計算する
「防災用に1000Wh」と言われても、その1000Whで自分の家の何がどれだけ動くのかは分かりません。 使いたい家電のほうから逆算します。
使う家電の台数と、1日に使う時間を入れてください。
機器台数時間(h)
スマホ充電15W
LEDランタン・照明10W
冷蔵庫(400L級)120W
扇風機40W
電気毛布60W
ノートPC60W
テレビ(32型)60W
電気ケトル1200W
医療機器(CPAP等)40W
必要な容量(変換ロス2割込み)
144 Wh
市販の区分なら 256Wh クラス 以上が目安です。
1日あたり 120 Wh / 同時に使う最大の機器が 15W(定格出力がこれを下回る製品は動きません)
| 機器 | 台数×時間 | 1日の消費 |
|---|---|---|
| スマホ充電 | 2台 × 2h | 60 Wh |
| LEDランタン・照明 | 1台 × 6h | 60 Wh |
計算の根拠
- 消費電力(W)は一般的な製品の目安です。実際の値は機器の銘板表示を確認してください。
- 冷蔵庫はコンプレッサーが断続運転するため、定格の3分の1を実効値として計算しています。
- ポータブル電源は表示容量の全部を取り出せません。変換ロスとして2割を上乗せしています。
- 電気ケトルやドライヤーは起動時に大きな電力が要ります。容量が足りていても、定格出力が足りないと動きません。
- 医療機器は機種による差が大きく、この数値では判断できません。必ず取扱説明書と主治医の指示に従ってください。
容量(Wh)と出力(W)は別の話
容量は「どれだけ長く使えるか」、定格出力は「何を動かせるか」です。 2000Whの大容量でも定格出力が600Wなら、1200Wの電気ケトルは動きません。 製品を選ぶときは、上の計算に出る「同時に使う最大の機器」のワット数を定格出力が超えているかを先に見てください。
冷蔵庫を動かすかどうかで桁が変わる
照明とスマホだけなら数百Whで足ります。冷蔵庫を24時間動かそうとすると一気に1000Whを超えます。 冷蔵庫は開けなければ数時間は冷えたままなので、「常時つなぐ」ではなく「1日数回まわす」と決めるだけで必要容量は下がります。
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最終更新:2026年9月7日