停電・熱中症
停電で熱中症を防ぐには?扇風機は何時間使える?容量別の早見表
更新 2026年9月28日
扇風機1台・3日分
扇風機のみ
1,152Wh
+スマホ2台+照明1台
1,584Wh
屋内熱中症死亡でエアコン未使用
84.3%
東京都監察医務院・東大の共同研究(2025年)
扇風機は40W×8時間(当サイトの目安、ポータブル電源の変換ロス2割込み)で計算した概算です
計算式は40W × 使用時間 × 日数 × 1.2(変換ロス)です。扇風機を1日8時間使うと1日320Wh、変換ロスを含めて384Wh、3日分なら1,152Whが目安になります。 停電でまず止まるのはエアコンで、扇風機とスマホの充電に絞るとポータブル電源1台でしのげる日数が延びます。
日数別に要る容量(扇風機1日8時間)
| 日数 | 扇風機のみ | 扇風機+スマホ2台+照明1台 |
|---|---|---|
| 1日 | 384Wh | 528Wh |
| 3日 | 1,152Wh | 1,584Wh |
| 7日 | 2,688Wh | 3,696Wh |
当サイトの計算です。扇風機40W・スマホ15W×2台×2時間・LED照明10W×6時間の消費電力に、ポータブル電源の変換ロス2割を上乗せしています。DCモーター扇風機は消費電力が10〜20W程度とACモーターより小さいため、この表より長く使える場合があります。
扇風機の台数と使用時間を入れて計算する
使う家電の台数と、1日に使う時間を入れてください。
必要な容量(変換ロス2割込み)
1584 Wh
市販の区分なら 2000Wh クラス 以上が目安です。
1日あたり 440 Wh / 同時に使う最大の機器が 40W(定格出力がこれを下回る製品は動きません)
| 機器 | 台数×時間 | 1日の消費 |
|---|---|---|
| スマホ充電 | 2台 × 2h | 60 Wh |
| LEDランタン・照明 | 1台 × 6h | 60 Wh |
| 扇風機 | 1台 × 8h | 320 Wh |
計算の根拠
- 消費電力(W)は一般的な製品の目安です。実際の値は機器の銘板表示を確認してください。
- 冷蔵庫はコンプレッサーが断続運転するため、定格の3分の1を実効値として計算しています。
- ポータブル電源は表示容量の全部を取り出せません。変換ロスとして2割を上乗せしています。
- 電気ケトルやドライヤーは起動時に大きな電力が要ります。容量が足りていても、定格出力が足りないと動きません。
- 医療機器は機種による差が大きく、この数値では判断できません。必ず取扱説明書と主治医の指示に従ってください。
この容量でポータブル電源を選ぶとき、見る数字は4つ
- 容量(Wh)。上の表の日数に合わせます。扇風機だけの3日なら1,152Wh、スマホと照明も足すなら1,584Whが目安です。
- 定格出力(W)。扇風機40Wとスマホ充電2台分30Wを同時に使っても合計70W程度なので、家庭用の機種ならほとんどの製品で足ります。
- 電池の種類。リン酸鉄リチウムは充放電の回数が多く、夏だけ出して使う用途でも劣化しにくい種類です。
- DCモーター扇風機との組み合わせ。消費電力の小さいDCモーター扇風機と組み合わせると、同じ容量でも動かせる時間が延びます。
日数に合う容量(Jackery公式)
PR- 公式サイトで見る
Jackery Explorer 500 New
512Wh/定格500W/リン酸鉄/5.7kg。扇風機のみなら1日8時間で約1.3日分
47,840円(1Whあたり約93円)
- 公式サイトで見る
Jackery Explorer 1000 New V3
1,024Wh/定格1,500W/リン酸鉄/約10.6kg。扇風機のみなら約2.7日分、スマホと照明を足すと約2日分
72,468円(1Whあたり約71円)
- 公式サイトで見る
Jackery Explorer 2000 New
2,042Wh/定格2,200W/リン酸鉄/17.9kg。扇風機のみなら約5.3日分、スマホ・照明込みなら約3.9日分
113,292円(1Whあたり約55円)
価格は2026年9月8日時点の販売ページの表示。変動するため購入前に販売ページで確認してください。Wh数は当サイトの計算値との対応です。価格は2026年9月8日時点の公式サイト表示。
屋内の熱中症死亡は、エアコンを使えていない人に集中している
東京都監察医務院と東京大学大学院医学系研究科の共同研究は、東京23区で発生した熱中症死亡の事例を気象条件や生活様式とあわせて調べたものです。 2025年6月の発表によると、屋内で死亡した1,295例のうち581例(44.9%)はエアコンがオフ、381例(29.4%)は設置されておらず、129例(10.0%)は故障していました。合わせて84.3%がエアコンを使えていない状態での死亡です。 エアコンがオンだったのに死亡した事例も84例(6.5%)あり、リモコンの電池切れや送風モードのままだったなど、使い方が適切でなかった例が含まれています。
同じ研究では、日中の最高気温が36度の日は、エアコンを使っているかいないかで死亡の危険度が約7倍になるとしています。気温が上がるほどこの差は広がる傾向にあります。 停電でエアコンが止まる場面は、この「エアコンを使えていない84.3%」に自宅が入る場面そのものです。扇風機だけでも動かせる電源を確保しておく意味は、この数字にあらわれています。
厚生労働省が案内する、エアコンが使えないときの対策
厚生労働省は「停電時における熱中症予防について」という案内で、エアコンや扇風機が使えないときの対策として、のどが渇く前にこまめに水分と塩分を補給すること、日陰や風通しのよい室内に移動すること、衣服をゆるめて体を冷やすことを挙げています。 保冷剤や濡れタオルで首元や脇を冷やす方法は、電源がなくても実行できる対策です。保冷剤を使った冷蔵庫の維持については、停電で冷蔵庫を守る保冷剤の記事にまとめています。
水分と塩分の補給、室内の工夫だけでは追いつかない暑さの日は、扇風機を動かす電源の有無が体感温度を左右します。 ポータブル電源がなくても、乾電池式やモバイルバッテリー式のUSB扇風機なら小さい電力で動きます。
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よくある質問
- 停電中に熱中症を防ぐにはどうすればいいですか
- 厚生労働省は、停電でエアコンや扇風機が使えないときの対策として、こまめな水分と塩分の補給、日陰や風通しのよい室内への移動、衣服を工夫して体を冷やすことを案内しています。扇風機だけでもポータブル電源で動かせれば、室内の体感温度を下げられます。
- 屋内の熱中症死亡はエアコンを使っていない場合が多いですか
- 東京都監察医務院と東京大学の共同研究(2025年6月発表)では、東京23区の屋内熱中症死亡1,295例のうち、エアコンがオフだったのが44.9%、設置されていなかったのが29.4%、故障していたのが10.0%で、合わせて84.3%がエアコンを使えていませんでした。日中の最高気温が36度の日は、エアコンの有無で死亡の危険度が約7倍になるとしています。
- 扇風機はポータブル電源で何時間使えますか
- 扇風機の消費電力を40W(当サイトの目安)とし1日8時間使うと、1日320Wh、ポータブル電源の変換ロス2割を含めて384Whです。3日分なら1,152Wh、7日分なら2,688Whが必要な容量の目安になります。
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出典
- 東京都監察医務院・東京大学大学院医学系研究科「熱中症死亡に係る発生リスクの研究分析結果」(2025年6月20日発表)(屋内死亡1,295例のうちエアコンオフ44.9%・未設置29.4%・故障10.0%、最高気温36度でエアコン有無による死亡危険度が約7倍)
- 厚生労働省「停電時における熱中症予防について」(水分・塩分補給、室内の工夫、衣服の工夫)
- 当セッションではWebFetchがネットワーク制限(EGRESS_BLOCKED)で使えなかったため、上記の数字はWeb検索結果で確認できた内容のみ掲載しています。詳細は各資料の一次ページで確認してください。
- 扇風機の消費電力40W・変換ロス2割・早見表の必要容量は当サイトの計算です。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年9月28日