線状降水帯・大雨
線状降水帯は3時間で何mmの雨?100mm・150mmの基準と降る水の量
更新 2026年10月18日
「顕著な大雨に関する情報」の雨量の条件(気象庁の基準を当サイトが換算・概算)
3時間100mm以上の範囲
500km2以上
1m2あたり100L
その範囲の最大
150mm以上
1時間平均50mm
屋根100m2に当たる水
約15,000L
150mm×100m2
1mmの雨は1m2に1Lの水です。屋根の水量は当サイトの計算で、屋根の面積は100m2と仮定した概算です
気象庁が線状降水帯を知らせる「顕著な大雨に関する情報」には、雨量の条件が3つあります。前3時間の積算で100mm以上の範囲が500km2以上、その範囲の中で最大150mm以上、そして範囲の形が細長いこと(長い方と短い方の長さの比が2.5以上)です。 これに土砂災害や洪水の危険度の条件が加わった4条件をすべて満たすと発表されます。150mmを3時間で割ると1時間あたり平均50mmで、その強さの雨が3時間続いた計算になります。
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3時間の雨量別に、降る水の量を出す
| 前3時間の積算 | 1時間あたり平均 | 1m2に降る水 | 屋根100m2に当たる水 |
|---|---|---|---|
| 50mm | 約16.7mm | 50L | 5,000L |
| 100mm(条件の下限) | 約33.3mm | 100L | 10,000L |
| 150mm(範囲内の最大の条件) | 50mm | 150L | 15,000L |
| 200mm | 約66.7mm | 200L | 20,000L |
当サイトの計算です。1mm = 1m2あたり1L、1時間あたり平均 = 3時間の積算 ÷ 3、屋根100m2は水平面積での仮定です。実際の雨は時間ごとに強弱があり、平均より強い1時間が含まれます。
「500km2」はどのくらいの広さか
100mm以上の範囲が500km2以上というのは、1辺約22.4kmの正方形に相当します。ここに100mm降ると、水の量は500km2 × 0.1mで5,000万m3です。 形は細長いことが条件なので、長い方と短い方の比が2.5なら、楕円で長い方が約40km、長方形で約35kmになります(当サイトの計算で、形を仮定した概算)。 気象庁は線状降水帯を、長さ50〜300km程度、幅20〜50km程度の強い雨の帯としています。情報の条件は、その帯のなかで特に雨量が多い部分を拾っています。
情報が出る前後で変わること
この情報は2021年6月17日に運用が始まりました。2023年5月25日からは、現在から30分先までに基準を満たすと予測された段階で出すように変わり、最大30分程度早く知らせる運用です。 半日程度前の気象情報で「線状降水帯」という言葉を使って呼びかける取り組みもあります。ただし、気象庁は線状降水帯による大雨の正確な予測は現在の技術では難しいとしており、出ていないから大丈夫とは言えません。
- 半日前の呼びかけが出た日:川や崖から離れた避難先と、そこへ行く道を決めておきます。
- 大雨警報が出たら:キキクルの色を見て、自分の地区が危険度の高い色になっていないか確かめます。
- 顕著な大雨に関する情報が出たら:すでに災害の危険度が急激に高まっています。自治体の避難情報に従い、浸水や土砂の危険がある場所から早く離れます。
- 外へ出るのが危険なとき:建物の2階以上や、崖から離れた側の部屋に上がります(垂直避難)。
自宅の水害リスクと数をつなげる
雨量が分かったら、次は自宅のハザードマップで想定される浸水の深さを見ます。浸水が3mなら何階まで浸かるかは「ハザードマップの浸水3m」の記事で、玄関の止水に使う土のうの個数は土のうの記事で数えられます。 雨の量そのものは家では止められないので、水が来る前に動く時間を確保することが備えの中心になります。
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よくある質問
- 線状降水帯は何mmの雨が目安ですか
- 気象庁の「顕著な大雨に関する情報」は、前3時間の積算降水量が100mm以上の範囲が500km2以上あり、その範囲の最大が150mm以上のときに出る条件の一つです。150mmを3時間で割ると1時間あたり平均50mmです。当サイトの計算で、屋根100m2なら3時間で約15,000Lの雨水が当たります。
- 顕著な大雨に関する情報が出たらどうすればよいですか
- この情報は、線状降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況を知らせるものです。気象庁は大雨災害発生の危険度が急激に高まっていることを示す情報として案内しています。出た時点で、キキクルが示す危険度を確認し、自治体の避難情報に従って、すぐに安全な場所へ動いてください。
- 情報が出ていなければ大雨の心配はありませんか
- いいえ。気象庁は、線状降水帯による大雨の正確な予測は現在の技術では難しいとしており、情報が出なくても大雨になることがあります。大雨警報やキキクルなど、ほかの防災気象情報とあわせて確認することを呼びかけています。
関連する記事
出典
- 気象庁「線状降水帯に関する各種情報」
- 気象庁「予報が難しい現象について(線状降水帯による大雨)」
- 気象庁「大雨の情報の伝え方」資料
- 雨量の基準は2023年時点の気象庁資料に基づきます。基準は見直されることがあるため、最新は気象庁のページで確認してください。換算表は当サイトの計算です。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年10月18日