水害・台風
車で冠水路は水深何cmまで走れる?JAFのテスト結果を車種別の早見表に
更新 2026年10月9日
JAFのテストで見た、車と水深の線
走り切れた水深
30cm
セダン・SUV、時速10km・30km
エンジンが止まった水深
60cm
セダンは時速10km、SUVは時速30km
後輪が浮くとドアが開かない水深
60cm以上
セダン(ミニバンは90cm以上)
数字はJAFユーザーテストの公表結果をもとに当サイトが表にした概算です。車種・速度・水の流れで結果は変わります。
車の冠水路走行は、水深30cmまでが走り切れた上限で、60cmではエンジンが止まる条件がありました。JAFが実車で行ったテストの結果です。 水深は路面からの高さなので、30cmはタイヤの半分に届かない程度、60cmはドアの下端を越える高さです。 水深が分からない道は、走る前に迂回するのが前提になります。
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水深・車種・速度別の走行結果
| 水深 | セダン(トヨタ マークII) | SUV(日産 エクストレイル) |
|---|---|---|
| 30cm | 時速10km・30kmとも走り切った(30kmではエンジンルームに水が多量に入った) | 時速10km・30kmとも走り切った |
| 60cm | 時速10kmでエンジンが停止 | 時速10kmは走り切った。時速30kmでエンジンが停止 |
JAFユーザーテスト「冠水路走行テスト」(2010年実施)の公表結果を、当サイトが表にしました。最大60cm冠水したアンダーパスを想定したコースでの結果で、すべての車種に当てはまるものではありません。エンジンが止まった原因はエアインテークから水が入ったことで、セダンは車高が低いことが差の大きな要因とされています。
この水深で車を動かすか決めるとき、見る数字は4つ
- 水深。30cm以下かどうか。路肩の縁石やガードレールの下端、電柱の目盛りで読み取れる場合があります。
- 速度。同じ水深でも、時速30kmの進入ではSUVでも60cmで止まっています。
- 車高とエアインテークの位置。セダンとSUVで60cmの結果が分かれた理由です。取扱説明書の「渡河」「水深」の記載を見ておきます。
- ドアが開く限界。エンジンが止まってからではドアが開きにくくなります。
エンジンが止まったあとのドアは、水深60cmで開かなくなる
JAFは2014年に、冠水した状態でドアが開くかを水深30・60・90・120cmで調べています。 車内外の水位に差があるとドアは水圧で押さえられ、後輪が浮いた状態ではセダンが水深60cm以上、ミニバンが90cm以上で車内からドアを開けられませんでした。 水深60cmは、走行テストでセダンのエンジンが止まった水深と同じです。
止まったあとに脱出できる保証はないため、水深が浅いうちに車を離れる判断が必要です。 水圧の差が小さくなるまで待つ、窓から出るなど脱出の手順はJAFの解説ページで確認してください。
自宅の周りの浸水深を調べる
ハザードマップの想定浸水深が0.5mなら、50cmは車が止まる60cmの手前でも、ドア下端に水が届く高さです。 下の計算で、想定の浸水深と階数から自宅の状況を確認できます。車は浸水する前に、高い場所の駐車場へ動かすかどうかを決めておきます。
この条件だと
1階が床上浸水
上の階へ避難すれば水に届きません(2階以上へ)
停電でエレベーターと水道が止まり、外に出られない日が続く前提で備えてください。
上の階へ上げるもの
- 冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど1階の家電
- 通帳・印鑑・保険証券・パスポートなどの書類
- 思い出の品(写真・アルバム)。濡れると復元できません
動かせないので、事前に手を打つもの
- エアコン室外機・給湯器(据付なので事前の嵩上げか、業者への相談)
- 分電盤・コンセント(浸かると復旧に電気工事が要ります)
車
水深30cmでマフラーが浸かってエンジンが止まり、ドアも開きにくくなります。動かすなら雨が強まる前です。
計算の根拠
- 想定浸水深は国土交通省「ハザードマップポータルサイト」の凡例に合わせています。自宅の値はお住まいの自治体のマップで確認してください。
- 1層あたりの高さは3mとして計算しています。実際の建物で変わります。
- 垂直避難の可否は、想定浸水深に安全余裕1mを足した高さが居室の床を超えるかで判定しています。
- 車の数値(30cmでエンジン停止、50cmで浮き始める)は一般的な乗用車の目安です。
- このツールは避難の判断そのものを代わりに行うものではありません。自治体の避難情報と現場の状況が最優先です。
水深が決まったら
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よくある質問
- 車で冠水した道を走れるのは水深何cmまでですか
- JAFの冠水路走行テスト(セダンとSUV、時速10km・30km)では、水深30cmは両方とも走り切れました。水深60cmではセダンが時速10kmでエンジン停止、SUVは時速10kmで走り切れたものの時速30kmでエンジンが停止しています。JAFは冠水路に遭遇したら迂回するよう呼びかけています。
- 水深30cmなら時速を上げても大丈夫ですか
- 走り切れてはいますが、JAFのテストでは時速30kmで進入したセダンのエンジンルームに、巻き上げられた水が多量に入っています。速度を上げるほど車の下や前に押される水が増えるため、走るなら速度を落とすことになります。
- 車が冠水して動かなくなったらドアは開きますか
- JAFの2014年のテストでは、後輪が浮いた状態でセダンは水深60cm以上、ミニバンは90cm以上で車内からドアを開けられませんでした。エンジンが止まる前に、水深が浅いうちに車を離れる判断が必要です。
関連する記事
出典
- JAF「冠水路走行テスト」(JAFユーザーテスト)
- JAF「水深何cmまでドアは開くのか?」(JAFユーザーテスト)
- JAF「水没テスト」(JAFユーザーテスト)
- 表は当サイトがJAFの公表結果をもとに作成した概算です。詳しくは根拠ページ
最終更新:2026年10月9日