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水害・車

冠水した道は何センチから危ない?車を動かすのは台風の何日前か

更新 2026年9月8日

乗用車と水深

エンジン停止・ドアが開かない

30cm

車体が浮く

50cm

動かす期限

レベル3の前

30cmは道路の縁石とほぼ同じ高さ

30cmでエンジンが止まり、ドアが開かなくなります。50cmで車体が浮きます。30cmは道路脇の縁石とほぼ同じ高さで、走っていると、そこまで深いようには見えません。 動かす期限は雨が強まる前、遅くとも警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前です。

水深別の早見表(一般的な乗用車)

水深目安になるもの車の状態できること
10cmくるぶし走れるがブレーキが効きにくい徐行して抜ける
30cm縁石・ドア下端マフラーが浸かりエンジン停止。水圧でドアが開かない入らない。入ったら窓を開ける
50cm膝車体が浮いて流される窓から脱出、車を捨てる

車高や車種で変わります。SUVでも50cmを超えると浮きます。

10cm ブレーキが効きにくい30cm エンジン停止、ドア開かず50cm 車体が浮く
マフラーの高さが30cm前後。ここが浸かるとエンジンが止まります

台風の前日にやること

いつ車家
予報が出た日(3〜5日前)地下・機械式駐車場なら高い場所へ移す先を確保ハザードマップで自宅の浸水深を確認、垂直避難で足りるか判定
前日満タンにする。高い場所へ移動スマホ・モバイルバッテリー・ポータブル電源を満充電。浴槽に水を張る。ベランダの物を室内へ
当日・雨が強まる前もう動かさない1階の家電・書類を2階へ。雨戸・シャッターを閉める
警戒レベル3—高齢者・乳幼児のいる家は避難開始

アンダーパスに入らない

道路が線路や幹線の下をくぐる区間は、周りより低いので水が集まります。 入口では10cmに見えても、一番低い場所では50cmを超えていることがあります。 そして手前の車が止まった時点で、後続は下がれません。迂回する判断は、入る前にしかできません。

動かす期限と移動先

地下や半地下の駐車場は水が真っ先に溜まります。機械式・立体駐車場は、停電するとパレットが動かず出庫できません。 どちらも「予報が出た日に高い場所へ移す」と決めておかないと、当日の判断では間に合いません。 移動先は、近くの高台の月極やコインパーキング、勤務先の平面駐車場など、事前に1か所決めておいてください。

自宅の条件で見る


この条件だと

1階が床上浸水

上の階へ避難すれば水に届きません(2階以上へ)

停電でエレベーターと水道が止まり、外に出られない日が続く前提で備えてください。

上の階へ上げるもの

  • 冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど1階の家電
  • 通帳・印鑑・保険証券・パスポートなどの書類
  • 思い出の品(写真・アルバム)。濡れると復元できません
  • ポータブル電源・モバイルバッテリー

動かせないので、事前に手を打つもの

  • エアコン室外機・給湯器(据付なので事前の嵩上げか、業者への相談)
  • 分電盤・コンセント(浸かると復旧に電気工事が要ります)

車

水深30cmでマフラーが浸かってエンジンが止まり、ドアも開きにくくなります。動かすなら雨が強まる前です。

計算の根拠
  • 想定浸水深は国土交通省「ハザードマップポータルサイト」の凡例に合わせています。自宅の値はお住まいの自治体のマップで確認してください。
  • 1層あたりの高さは3mとして計算しています。実際の建物で変わります。
  • 垂直避難の可否は、想定浸水深に安全余裕1mを足した高さが居室の床を超えるかで判定しています。
  • 車の数値(30cmでエンジン停止、50cmで浮き始める)は一般的な乗用車の目安です。
  • このツールは避難の判断そのものを代わりに行うものではありません。自治体の避難情報と現場の状況が最優先です。

車に置いておくものを選ぶとき、見るところは2つ

  1. 脱出用ハンマーは、手の届く場所に固定できるか。グローブボックスの中では、水圧でドアが開かない状態で取り出せません。シートベルトカッター付きで、運転席から手が届く位置に付けられるものを選びます。合わせガラスのフロントは割れないので、サイドガラス用です。
  2. 車内の備蓄は、夏の車内温度に耐えるか。夏の車内は60度を超えます。保存水は問題ありませんが、カセットボンベは置けません。携帯トイレ10回分、500mLの水4〜6本、モバイルバッテリー(夏は降ろす)が現実的な範囲です。

水が引いたあと、エンジンをかけない

水没した車は、見た目が乾いていてもエンジンをかけてはいけません。 吸気に水が入った状態で始動するとエンジンが壊れます。 ハイブリッド車や電気自動車では、高電圧部に触れると感電の危険があります。 まず販売店か保険会社に連絡して、レッカーで運ぶ判断を仰いでください。

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出典

最終更新:2026年9月8日