備蓄カルク

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冠水した道は何センチから危ない?車を動かすのは台風の何日前か

数字を先に置きます。30cmでエンジンが止まり、ドアが開かなくなります。50cmで車体が浮きます。30cmは、道路脇の縁石とほぼ同じ高さです。走っていると、そこまで深いようには見えません。

深さごとに何が起きるか

水深乗用車の状態
10cm走行はできるが、ブレーキが効きにくくなる
30cmマフラーが浸かりエンジン停止。水圧でドアが開かない
50cm車体が浮いて流される。脱出は窓から

エンジンが止まると、パワーウインドウも動かなくなります。 ドアが開かず窓も開かない状態を避けるために、水に入る前に窓を開けておく、という順番になります。 そもそも入らないのが先ですが。

アンダーパスに入らない

道路が線路や幹線の下をくぐる区間は、周りより低いので水が集まります。 入口では10cmに見えても、一番低い場所では50cmを超えていることがあります。 そして手前の車が止まった時点で、後続は下がれません。迂回する判断は、入る前にしかできません。

動かす期限

台風は進路と接近の時刻が数日前に分かります。動かす期限は雨が強まる前、 遅くとも警戒レベル3(高齢者等避難)が出る前です。冠水し始めてからの移動は、移動そのものが危険になります。

地下や半地下の駐車場は水が真っ先に溜まります。機械式・立体駐車場は、停電するとパレットが動かず出庫できません。 どちらも「予報が出た日に高い場所へ移す」と決めておかないと、当日の判断では間に合いません。 移動先は、近くの高台の月極やコインパーキング、勤務先の平面駐車場など、事前に1か所決めておいてください。

自宅の条件で見る


この条件だと

1階が床上浸水

上の階へ避難すれば水に届きません(2階以上へ)

停電でエレベーターと水道が止まり、外に出られない日が続く前提で備えてください。

上の階へ上げるもの

  • 冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなど1階の家電
  • 通帳・印鑑・保険証券・パスポートなどの書類
  • 思い出の品(写真・アルバム)。濡れると復元できません
  • ポータブル電源・モバイルバッテリー

動かせないので、事前に手を打つもの

  • エアコン室外機・給湯器(据付なので事前の嵩上げか、業者への相談)
  • 分電盤・コンセント(浸かると復旧に電気工事が要ります)

水深30cmでマフラーが浸かってエンジンが止まり、ドアも開きにくくなります。動かすなら雨が強まる前です。

計算の根拠
  • 想定浸水深は国土交通省「ハザードマップポータルサイト」の凡例に合わせています。自宅の値はお住まいの自治体のマップで確認してください。
  • 1層あたりの高さは3mとして計算しています。実際の建物で変わります。
  • 垂直避難の可否は、想定浸水深に安全余裕1mを足した高さが居室の床を超えるかで判定しています。
  • 車の数値(30cmでエンジン停止、50cmで浮き始める)は一般的な乗用車の目安です。
  • このツールは避難の判断そのものを代わりに行うものではありません。自治体の避難情報と現場の状況が最優先です。

水が引いたあと、エンジンをかけない

水没した車は、見た目が乾いていてもエンジンをかけてはいけません。 吸気に水が入った状態で始動するとエンジンが壊れます。 ハイブリッド車や電気自動車では、高電圧部に触れると感電の危険があります。 まず販売店か保険会社に連絡して、レッカーで運ぶ判断を仰いでください。

出典

最終更新:2026年9月7日